愛知銀行（名古屋市）と愛知大、愛知県新城市は、地元産品の販路開拓を担う「新城公共商社」の設立に向け、調査研究事業を実施する。１２月までの間、愛知大の地域政策学部、経営学部の学生が市民のニーズや、名古屋圏での新城市のイメージを調査する。

　愛知銀は、新城市に支店を置く唯一の地方銀行として、大学での講義やアンケート作成への助言を通じて支える。広報担当者は「地域商社に向けた動きに本格的に協力するのは初めて。地銀の責務として、地域振興の力になりたい」としている。

　愛知銀は２０１６年に新城市と、２０年に愛知大と協力協定を締結している。

（2021年4月28日　中日新聞朝刊9面より）