包括協定を結んだ大村知事（右）と立花理事長＝名古屋市中区の県公館で

　愛知県と名城大（名古屋市天白区）は２３日、産業や観光振興などに関する包括協定を結んだ。県と県内の大学が個別分野で協定を締結したことはあったが、幅広い分野で協力する包括協定を交わすのは初めて。

　健康福祉の増進や農林水産物の技術開発など９項目で連携。今後、県が実施する留学生の支援事業に同大の留学生が参加するなどして、協力していく。

　県公館での締結式で、大村秀章知事と同大の立花貞司理事長が協定書に署名。大村知事は「さらに連携を深め、愛知の発展につなげたい」、立花理事長は「教育、研究活動を通して、感染症や少子高齢化などの課題に主体的に関わり、社会に貢献することは大学の使命。これまで以上に両者の連携活動を深化、拡大したい」と話した。

（2021年3月24日　中日新聞朝刊県内版より）