ＳＤＧｓのＤＶＤを作った東海学園大生たち＝みよし市役所で

　東海学園大三好キャンパス（みよし市）で学ぶ２、３年生１１人が１８日、持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）を解説する子ども向けＤＶＤを作成し、学校教育に役立ててもらおうと、みよし市に寄贈した。

　学生たちは経営学部経営学科で同じゼミに所属。ＳＤＧｓを取り入れる企業が増えていることから、２０２０年度の研究テーマに選んだ。未来を担う子どもに興味を持ってもらおうとＤＶＤを作った。

　ＤＶＤは、ＳＤＧｓが掲げる１７の目標のうち「ジェンダー平等を実現しよう」「海の豊かさを守ろう」など５つの目標を詳しく説明。学生が登場してクイズを出したり、「ジェンダー平等を実現するため、身の回りで性別間のギャップがないか考えてみよう」と呼び掛けたりして、子どもが飽きないよう工夫した。内容はゼミの丸山一芳准教授が監修した。

　寄贈式には学生１０人が出席し、代表で３年生の竹内友基さん（２１）が今瀬良江教育長にＤＶＤ２０枚を手渡した。竹内さんは「ＳＤＧｓを知ってもらい、日常を見直してほしい」と話した。今瀬教育長は「子どもたちも楽しく学べるはず。４月から具体的な活用法を検討したい」と感謝した。

（2021年3月19日　中日新聞朝刊豊田版より）