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お知らせ 2021.03.03
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現役看護師が患者役で協力 修文大生が学内実習
一宮市の修文大看護学部で2日、現役の看護師が患者役を務める学内実習があった。新型コロナウイルスの感染拡大で、実際の患者に接する実習が制限される中、学生らが現場に近い雰囲気で学んだ。
同学部では、患者に応じた援助を学ぶ2年生の実習で、受け入れ病院が当初の予定より半減した。担当の相撲(すまい)佐希子准教授(54)が、看護能力の低下を防ごうと、現役看護師に協力を依頼。医療機関で働く目線で患者役を演じてもらい、よりリアルな実習を目指した。
学生は2月末に3日間、医療現場で実習。この日はその際に担当した患者らを看護師が再現し、服を脱がせたり、体を拭いたりする援助に当たった。
学生の一人、藤沢祐吾さん(22)は、急性膵炎(すいえん)で入院する52歳男性を想定し、髪を洗った。男性役を務めた大沢啓子看護師は「患者とは一期一会。自分ができることを最大限やって」と助言。藤沢さんは「学ばなければいけないことが明らかになった。実習が減って不安な中、ありがたい」と話した。(下條大樹)
(2021年3月3日 中日新聞朝刊尾張版より)
同学部では、患者に応じた援助を学ぶ2年生の実習で、受け入れ病院が当初の予定より半減した。担当の相撲(すまい)佐希子准教授(54)が、看護能力の低下を防ごうと、現役看護師に協力を依頼。医療機関で働く目線で患者役を演じてもらい、よりリアルな実習を目指した。
学生は2月末に3日間、医療現場で実習。この日はその際に担当した患者らを看護師が再現し、服を脱がせたり、体を拭いたりする援助に当たった。
学生の一人、藤沢祐吾さん(22)は、急性膵炎(すいえん)で入院する52歳男性を想定し、髪を洗った。男性役を務めた大沢啓子看護師は「患者とは一期一会。自分ができることを最大限やって」と助言。藤沢さんは「学ばなければいけないことが明らかになった。実習が減って不安な中、ありがたい」と話した。(下條大樹)
(2021年3月3日 中日新聞朝刊尾張版より)