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スポーツ  2021.01.31

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冬季国体 フィギュア成年女子 横井選手3位

成年女子フリーで演技する横井選手=名古屋市ガイシプラザで

成年女子フリーで演技する横井選手=名古屋市ガイシプラザで

 第76回国民体育大会冬季大会のフィギュアスケート成年女子フリーが30日、名古屋市のガイシプラザであり、愛知は成年女子で横井ゆは菜選手(中京大)が3位に入った。新田谷凜(りん)選手(同)は7位で、都道府県別で愛知は3位となった。同プラザであったショートトラック成年男子1000メートルでは吉永一貴選手(中京大)が優勝した。

 アイスホッケーは長久手市の愛・地球博記念公園アイススケート場などであり愛知は成年男子が青森に5-2で敗れ、7位となった。

■「がむしゃら」で表彰台

 トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)ができない分、今できる最も難しい構成で挑んだ。フィギュアスケート成年女子フリーで、横井選手は結果に結び付けた。「何とか表彰台に収まってほっとしている」。地元での国体を終え、胸をなでおろした。

 昨年12月の全日本選手権後に演技構成を変えた。後半の3回転ルッツ-2回転トーループを連続3回転に。回転不足などミスはあったが「今大会の目標だった」という要素をこなした。アニメ「トムとジェリー」の曲に乗って驚いたり、叫んだりするしぐさを交えながら表情豊かに演じきり、演技後は納得したようにうなずいた。

 今季はコロナ禍で気分が落ち込み、調子が上がらなかった。昨年11月のグランプリシリーズNHK杯前には欠場も考えて母親やコーチに相談したが、諦めずに出場。NHK杯後、靴を以前使った物に戻すと「跳びたいジャンプが跳べるようになった」。前向きになり、国体を迎えられた。新成人を迎えた今年のテーマに「前向きに。がむしゃらに」を掲げる。「日本のトップ選手に追いつくために頑張っている」。持ち前のガッツと明るさで戦い続ける。 (永井響太)

(2021年1月31日 中日新聞朝刊県内版より)

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