青山市長（左）に受賞を報告した（右から）長野学長、簗瀬学生支援部長、高柳監督＝中津川市役所で

　全国の２２１校が加盟する大学スポーツ協会（ＵＮＩＶＡＳ（ユニバス））が、学生や指導者、大学の優秀な活動などを表彰する「ＵＮＩＶＡＳ　ＡＷＡＲＤＳ（アワーズ）　２０１９－２０」で、中津川市千旦林の中京学院大と、同大軟式野球部の高柳昌弘監督（４９）が優秀賞に輝いた。

　協会は昨年３月、大学スポーツの発展と学生や各校の主体的な活動の支援などを目指して発足した。競技の成績だけでなく、学業との両立や人材育成なども評価し、年間の表彰制度を設けている。

　２０１９年度の全日本大学選手権で軟式野球部を優勝に導いた高柳監督は「コーチ・オブ・ザ・イヤー」、生活リズムの見直しなどを通じて運動部の学生の学業を支援した大学の活動は「成績管理・対策に関する優秀取組賞」の両部門で、それぞれ上位に評価された。

　長野正学長と学生支援部長の簗瀬洋一郎教授、高柳監督が１日、市役所を訪れ青山節児市長に報告した。高柳監督は「地元にも支えられ、人づくりと実績を両立できた」、簗瀬部長は「学生に自ら気付きを促し、学業との両立につなげられた」と受賞の喜びを伝え、青山市長は「学生が充実した４年間を送ることができるように、今後も全力でサポートしてほしい」と述べた。

　このほか、ともに今春の卒業生で、軟式野球部の浦田新太郎さん、女子空手部の小泉文那さんが、文武両道を実践した選手として表彰を受けた。（福本雅則）

（2020年10月8日　中日新聞朝刊東濃総合版より）