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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  お知らせ  2020.08.29

愛知大学野球 秋季リーグ きょう開幕 中止乗り越え 待望の秋

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)の1部は29日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で開幕し、7週にわたって優勝を争う。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、春季リーグは中止。1949年秋にリーグ戦が始まって以来、初めての事態だった。

 大学が閉鎖されるなど各校の選手は約2カ月、自主練習を余儀なくされた。全体練習再開後は、実戦感覚を取り戻すことに腐心してきた。4年生は最後のシーズンに並々ならぬ決意で臨む。デビューを待たされた1年生にもようやく活躍の場が与えられる。さまざまな思いが交錯し、例年以上に熱戦が期待できそうだ。

■中京、中部、愛工大軸に 1部展望

 各校ともコロナ禍で実戦不足は否めない。開幕に向け、急ピッチで仕上げてきた。優勝争いは昨年の実績から中京大、中部大、愛工大が軸となりそう。ただ名城大、東海学園大、愛院大も戦力の底上げができた。6校に大きな力の差がないため、最後まで目が離せない混戦が予想される。

 昨秋の覇者、中京大は経験豊富な選手がチームを引っ張る。投手陣は4年生の初祖(ういそ)、左腕山本が先発の柱。左腕伊藤稜、漢人(かんど)らが控える。打線も河田、松井、沢井の中軸は長打力を秘める。1年生岡田の力強いスイングにも注目したい。

 昨秋2位の中部大は1、2番の出塁率が高い。1番丹下は2季連続で打率4割をマークし、2番杉本は昨秋の首位打者。パワーがある梶田、大高、長谷坂で2人をかえしたい。投手陣は最上級生となった駒田、山内、左腕琴浦が軸となる。

 愛工大打線は後藤、平本、中井、岡田、尾浜ら昨春の優勝メンバーが名前を連ねる。足を絡めた攻撃ができる上、勝負強さもある。エース新村も健在。ただ左腕室田、高井はけがから復帰したばかりで投手陣に不安を残す。打線の援護でカバーする。

 名城大は昨秋、2試合連続完封後に右肩を痛めた二宮の復調が心強い。成田、岩崎らがエースを支える。最速145キロの1年生松本も期待できる。打線は昨年、春秋ともにベストナインに選ばれた俊足の小林をけがで欠くのが痛い。4年生の村西、中村峻を中心につないでいく。

 東海学園大は左腕木原に安定感が増した。今野、南出に加え、浦野、増山の両左腕ら駒は豊富になった。打線は清水唯、1年生山本陸の1、2番が俊足。出塁して相手バッテリーを脅かし、力がある野瀬、名古路、吉田の中軸につなぐと得点力が増す。

 昨年は春秋ともに6位と低迷した愛院大は若い力で巻き返しを図る。投手陣は佐藤良、左腕荒島が軸。左腕池村-三島有の1年生バッテリーも誕生しそう。打線は2年生が中心。経験が浅い分、上級生の3番渡辺豪、4番河村真がけん引する。

(2020年8月29日 中日新聞朝刊17面より)

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