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お知らせ  2020.06.13

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「バイオバンク」役割知って 愛知医科大 患者らへの説明用に動画

作成した動画の一場面

作成した動画の一場面

 病院での検査で採取するなどした血液や組織を保管し、医療発展のための研究に役立てる「バイオバンク」を紹介する動画を、長久手市岩作の愛知医科大が作った。

 バイオバンクを持ち、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)に登録されている国内の研究機関は現在約50。集めた体内組織やデータを共有しながら、がんなどの病気の原因究明や治療法の研究を進めている。

 愛知医科大病院では2016年に導入。必要に応じて、診断結果が出た患者らに医師らが口頭で説明し、同意が得られた場合に協力を仰いできた。

 ただ、口頭での説明は時間がかかり、医師ごとに差が生じる可能性もあったため動画を作成。約5分間で、個人情報の保護、参加の流れ、強制ではなく任意であることなどを伝えている。

 4月から、外来の受け付けにある大型モニターに短縮版を流し、今後は患者への個別の説明にも用いるという。同大研究創出支援センターの担当者は「今すぐの成果ではないけれど未来の医療のために」と周知・協力を呼びかけている。(西川侑里)

(2020年6月13日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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