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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2020.03.20

ニンジン特産化 これからも 各務原の推進協「いいもの」認定 商品開発や料理教室 官学交流など評価

「地域発!いいもの」認定を喜ぶ各務原人参ブランド推進連絡協議会のメンバー=各務原市産業文化センターで

「地域発!いいもの」認定を喜ぶ各務原人参ブランド推進連絡協議会のメンバー=各務原市産業文化センターで

 各務原市特産のニンジンの商品化に取り組む「各務原人参ブランド推進連絡協議会」の活動が、地域活性化に積極的な取り組みを応援する厚生労働省の「地域発!いいもの」に選ばれた。(大山弘)

 同協議会には市と東海学院大、ぎふ農業協同組合(JAぎふ)、各務原商工会議所の4者が参加している。JAぎふが提供したニンジンで、同大管理栄養学科の学生がレシピを考案。商議所は会員企業に商品化を働き掛けるなど、各自が持ち味を生かした活動を展開している。

 これまで市内の洋菓子店と協力したスイーツの販売や、生地にニンジンを練り込んだ防災用の缶入りパンの開発、市民向けにニンジン料理教室や収穫体験会などを開催している。地域特産の農産物でブランド化を目指していることや、官学の交流が互いの技能向上につながっていることなどが評価された。

 18日には市産業文化センターで選定証の贈呈式があり、ニンジン農家で同協議会長の薫田雅之さんが「ニンジンの消費拡大に向け、若い人からアイデアをもらえてありがたい。今後も6次産業化に取り組む」とあいさつした。

 ニンジンを使ったお菓子作りに挑戦してきた東海学院大4年の嶋田江美子さん(22)は、「ニンジンは水分が多くケーキにするのは難しかったけど、仲間と試行錯誤したのは楽しかった」と活動を振り返った。

(2020年3月20日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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