岐阜の魅力を伝えるサイト「岐阜で１日楽しもう！」を作成した岐阜女子大の学生ら＝岐阜市太郎丸の同大で

　岐阜女子大（岐阜市）文化創造学部デジタルアーカイブ専攻の学生らが、岐阜の魅力的な場所を紹介するサイト「岐阜で１日楽しもう！」を作成した。地元の学生ならではの目線で、他とはひと味違った観光サイトになっている。（下條大樹）

　サイトでは岐阜、大垣、各務原、可児の各市など７つの１日観光プランを紹介するほか、「観る」「食べる」「体験する」「イベント」の４ジャンルで岐阜の魅力を紹介している。

　同大は紙の資料や書籍、また伝統芸能や芸術をデジタル化して保存・活用する学問「デジタルアーカイブ」の教育に力を入れている。サイトは、資料の収集、写真の撮影や加工、動画撮影、ウェブサイト構築などを学ぶ１、２年生計２２人が授業の一環で作成した。

　地区ごとにチームをつくり、一眼レフカメラやビデオカメラ、自身のスマートフォンで撮影。約１分の動画を編集した。各務原市出身で、同市を担当した２年の山本萌夏さん（１９）は「サイトを参考にカフェ巡りを楽しんでほしい。制作してみて、クリエート系の職業に進みたい思いが強くなった」と話した。

（2020年3月4日　中日新聞朝刊岐阜総合版より）