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お知らせ  学生活動  2019.07.24

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夏ばて予防に特製弁当 中京学院大生 手作り振る舞う

学生の手作り弁当を食べるお年寄りたち=瑞浪市土岐町の中京学院大短期大学部で

学生の手作り弁当を食べるお年寄りたち=瑞浪市土岐町の中京学院大短期大学部で

 中京学院大短期大学部(瑞浪市)の学生が、地元のお年寄り30人をキャンパスに招き、夏ばて予防に有効な食材を教えたほか、栄養バランスを考慮した手作り弁当を振る舞った。(斎藤航輝)

■お年寄り「薄味でもおいしかった」

 栄養士の養成課程がある健康栄養学科の2年生9人が、高齢者向けの調理技術をテーマにした授業の一環で初めて企画した。

 食事の前には、9人のうちの1人、船坂雅也さん(20)が、自宅でも簡単にできる夏ばて対策を解説。豚肉やカツオ、枝豆といったビタミンB1を多く含む食材をネギやニンニクなどと一緒に摂取することで、疲労回復効果が期待できることなどを伝えた。

 弁当は、パプリカやニンジンの炒め物、ナスやカボチャの天ぷらなど全7品。旬の夏野菜を多く使い、健康的で彩り鮮やかに仕上げた。

 ぺろりと完食した女性(75)は「薄味でもこくがあり、全部おいしかった。ふだんの食事の参考にしたい」と料理の写真も撮っていた。

 お年寄りと食事をともにした船坂さんは「見た目にもこだわって作った。笑顔を見られて良かった」とほっとした様子だった。

 同学科の田中恵子教授は「大学が地域にあって良かったと喜んでもらい、気軽に足を運んでほしい。学生たちにも貴重な経験になるので、今後も開催したい」と語った。

(2019年7月24日 中日新聞朝刊東濃版より)

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