高校のダンスチームが表現力などを競う第１４回ＮＦＣＣ・全国ハイスクール・ダンスコンペティション（名古屋文化短期大主催、中日新聞社後援）が８月２９日、栄の県芸術劇場大ホールであり、至学館高の「ダンス部ＳＨＤ」が優勝した。

　自身の容姿をおとしめる声に傷つきながら、最後はありのままの自分に自信を取り戻す女性の心情を表現。２９人によるモダンダンスなどを基調とした一糸乱れぬ振り付けで魅了した。

　部員５人が３０日に中日新聞社を訪れ、優勝を報告した。３年の部長（１７）は「高校最後の競技会で、１２０％の力を出せた」。２年の生徒（１７）は「来年もまた出場する。今回を上回る作品を出して、優勝の伝統を引き継ぎたい」と、力を込めた。

　コンペは新型コロナウイルス禍で出場は愛知、静岡両県の計１２校にとどまったが、いずれも奮闘した。　（林啓太）

　◇成績は次の通り
　（１）至学館高「ダンス部ＳＨＤ」（２）豊田大谷高「ＴＯＤＣ」（３）東海学園高「ＴＧＤＣ」（３）安城学園高「Ｌｕｘ－」

（2022年9月4日　中日新聞朝刊なごや東総合版より）