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お知らせ 2022.09.08

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海星高等学校

途上国に寄付できる自販機 海星高生らがSDGsアイデア

考案した自動販売機を紹介する海星高生たち=四日市市泊小柳町のイオンタウン四日市泊で

考案した自動販売機を紹介する海星高生たち=四日市市泊小柳町のイオンタウン四日市泊で

■企業と協力 イオン四日市泊に設置

 売り上げの一部を途上国に寄付する飲み物の自動販売機が、四日市市泊小柳町のイオンタウン四日市泊に登場した。持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ、海星高校(同市追分)の2年生13人が考案した。(尾林太郎)

 売り上げは、途上国の子どもの給食費に充てられる。購入客の健康に配慮し、自販機の商品は水やお茶が多く、炭酸飲料も無糖のものを用意。飢餓に苦しむ途上国と、食にあふれ生活習慣病に悩む先進国の不均衡を正す「テーブル・フォー・ツー」(TFT)と呼ばれる取り組みの一環だ。寄付金は、TFTを手掛ける東京のNPOを通じて送られる。

 同店と、自販機を設置する「コカ・コーラボトラーズジャパン」の協力を受けて実現した。きっかけは昨年7月。企業向けにSDGsの目標達成に向けたアイデアを披露する会があり、生徒たちは売り上げを寄付できる自販機の設置を両社の担当者に提案。賛同した両社と約1年かけて、自販機のデザインや中身などを決めた。

 先月31日、同店で設置式があり、代表の生徒6人が自販機を披露。生徒(16)は「買うだけでSDGsに貢献できるのが売り。気軽に使ってほしい」と呼び掛けた。

(2022年9月8日 中日新聞朝刊北勢版より)

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