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お知らせ 2022.07.28

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愛知啓成高等学校

「高校生議員」 稲沢を考える 来月19日 愛知啓成高生が「議会」、市政に提案

加藤市長に質問する生徒=愛知啓成高で

加藤市長に質問する生徒=愛知啓成高で

 高校生が市議会議員になりきって、市政に対する質問や意見を述べる「高校生議会」が8月19日、稲沢市で初めて開かれる。愛知啓成高校が2年前、主権者教育の一環として市側に開催を提案。コロナ禍の影響などで準備に時間がかかったが、生徒たちは市政に自分たちの声を届けようと、福祉や地域の活性化などをテーマに話し合いを進めている。(寺田結)

■今月、市長にも質問 「準備して臨む」

 高校生議会は18歳選挙権の適用や成人年齢の引き下げを機に、高校生の政治や行政への関心を高める狙いがある。子どもたちが参加する議会は他の自治体でも開かれている。
 
 愛知啓成高では校内で参加者を募ったところ、1~3年生の男女27人が「議員」になることを希望した。現在は5つの「会派」に分かれて議会での質問内容などを検討している。当日は市議会の議場で、加藤錠司郎市長や幹部職員らに直接質問や意見をぶつけ、答弁を受けることになっている。
 
 本番を前に今月21日に同校の広い階段教室で、稲沢市の基本的な情報を学ぶ「おでかけ市長室」が開かれた。生徒らの関心が高い「コミュニティバス事業」や「美濃路の観光利用」について、加藤市長から説明を受けた後、議会に参加する生徒たちが、子育て支援のあり方や人口減などさまざまな問題について質問。市が重視する課題についても理解を深めた。生徒の机には番号と名前を書いた紙製の「氏名標」も置かれた。
 
 おでかけ市長室に参加した3年生の生徒は「質問に対して、市長が丁寧に詳しく答えてくれたので市政への関心がさらに高まった。高校生議会は若者の意見を聞いてもらえる良い機会なので、きちんと準備して臨みたい」と議場での論戦を楽しみにしている。
(2022年7月28日 中日新聞朝刊尾張版より)

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