県大会を勝ち抜き、８月に全国大会を控えた多治見西高校箏曲部によるコンサートが２６日、多治見市の旭ケ丘公民館であり、地域住民ら約６０人がみやびやかな音色に耳を傾けた。

　２、３年生８人による四重奏や、初めて一般客の前で演奏する１年生９人を加えたメドレー曲など５曲を披露。目の前でひたむきに弦を弾く姿と息の合った演奏に、集まった観客は曲が終わるたびに大きな拍手を送っていた。

　高校と公民館の職員同士につながりがあったことから昨年初めて開催した。感染症拡大による発表の場の減少や、無観客での大会開催に苦慮していた高校側の事情もあって実現。好評の声が多く、今年も継続して実施した。（脇阪憲）

（2022年6月28日　中日新聞朝刊東濃総合版より）