お知らせ 2022.06.23
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ウクライナの痛みに思いを寄せて 現状知る生の声聞きたい
■名経大市邨高生、地元記者とビデオ懇談
名古屋経済大市邨高校(千種区)の生徒有志らが21日夕、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウで記者として取材活動をする寺島朝海(あさみ)さん(22)から、ビデオ会議システムで話を聞いた。寺島さんは「ウクライナは日本から8000キロとすごく遠いけど、この戦争のことを知ってもらえたらと思う」と訴えた。(小松原康平)
戦禍のウクライナの人たちを支援しようと、一部生徒でつくる「SDGs(持続可能な開発目標)有志メンバー」が3月中旬から、主に栄で募金活動を始めた。それを知った系列の名経大(犬山市)が「学びの機会になれば」と、寺島さんを講師に4月に開いたオンラインセミナーの2回目への参加を呼び掛けた。
寺島さんは大阪府出身で大学4年生。父親の仕事の関係で2007年にロシアの首都モスクワに引っ越し、10年からキーウに住んでいる。侵攻後も「現状を伝えたい」とキーウに残り、地元の英字オンラインメディア「キーウ・インディペンデント」に記事を書いている。
同メンバーを中心に生徒ら7人が参加。寺島さんは写真や地図を交え「大好きなウクライナで亡くなっていく人を目にするのはつらい」と胸の内を明かした。それでも「世界の皆さんが戦争のことを忘れないよう目撃者になってほしいと思ってリポートしている」と決意を語った。3年の女子生徒(18)は「ウクライナに関する日々のニュースをさまざまな視点でとらえていきたい」と話した。
この日は名経大近くの犬山南高校の生徒有志も参加した。
SDGs有志メンバーは6月中旬まで集めた募金計86万3536円を、国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)協会(東京)に寄付した。
(2022年6月23日 中日新聞朝刊市民総合版より)
名古屋経済大市邨高校(千種区)の生徒有志らが21日夕、ロシアの侵攻が続くウクライナの首都キーウで記者として取材活動をする寺島朝海(あさみ)さん(22)から、ビデオ会議システムで話を聞いた。寺島さんは「ウクライナは日本から8000キロとすごく遠いけど、この戦争のことを知ってもらえたらと思う」と訴えた。(小松原康平)
戦禍のウクライナの人たちを支援しようと、一部生徒でつくる「SDGs(持続可能な開発目標)有志メンバー」が3月中旬から、主に栄で募金活動を始めた。それを知った系列の名経大(犬山市)が「学びの機会になれば」と、寺島さんを講師に4月に開いたオンラインセミナーの2回目への参加を呼び掛けた。
寺島さんは大阪府出身で大学4年生。父親の仕事の関係で2007年にロシアの首都モスクワに引っ越し、10年からキーウに住んでいる。侵攻後も「現状を伝えたい」とキーウに残り、地元の英字オンラインメディア「キーウ・インディペンデント」に記事を書いている。
同メンバーを中心に生徒ら7人が参加。寺島さんは写真や地図を交え「大好きなウクライナで亡くなっていく人を目にするのはつらい」と胸の内を明かした。それでも「世界の皆さんが戦争のことを忘れないよう目撃者になってほしいと思ってリポートしている」と決意を語った。3年の女子生徒(18)は「ウクライナに関する日々のニュースをさまざまな視点でとらえていきたい」と話した。
この日は名経大近くの犬山南高校の生徒有志も参加した。
SDGs有志メンバーは6月中旬まで集めた募金計86万3536円を、国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)協会(東京)に寄付した。
(2022年6月23日 中日新聞朝刊市民総合版より)