ＪＡぎふ（岐阜市）と岐阜女子高校（岐南町）は１６日、岐南町八剣のＪＡぎふ岐南支店で、農業の情報共有や相互交流などの協定を締結した。

　同校食物科の生徒たちは、管理栄養士や調理師などを目指し、食の知識や技能を３年間かけて学んでいる。今回の協定は、地産地消による食品ロス削減や地域農業の活性化を目指すＪＡぎふの取り組みを通じて学ぼうと、同校が持ちかけた。

　生徒らは今後、生産現場を見学するなどし、農業や地元の農産物への理解を深める。生徒たちが授業で作る地元の食材を使った弁当を、農協の産直施設で販売する構想もある。

　協定の締結式に出席した女子生徒（１８）は、「いろいろなことを知った上でレシピを考え、より気持ちを込めて料理を作っていきたい」と話した。（酒井貴之）

（2022年6月17日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）