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スポーツ 2021.12.30

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帝京大学可児高等学校 三重高等学校

サッカー 全国高校選手権

西武台-三重 前半、先制ゴールを決める三重の大地山開(17)=NACK5スタジアム大宮で

西武台-三重 前半、先制ゴールを決める三重の大地山開(17)=NACK5スタジアム大宮で

■帝京大可児 2回戦進出

 全国高校選手権第2日は29日、千葉・フクダ電子アリーナなど8会場で1回戦15試合が行われ、2大会ぶりの優勝を狙う静岡学園は徳島商に5-0で大勝した。流通経大柏(千葉)は近大和歌山に1-1からのPK戦で敗れた。

 長崎総合科学大付は北海(北海道)に2-1で逆転勝ち。前橋育英(群馬)は4-0で草津東(滋賀)を下し、桐光学園(神奈川)は西原(沖縄)に1-0で競り勝った。3度の優勝を誇る東福岡も勝ち上がり、大津(熊本)堀越(東京A)阪南大高(大阪)岡山学芸館なども2回戦へ進んだ。31日は青森山田や山梨学院が登場し、2回戦16試合が行われる。

■猛攻しのぎ 三重初勝利

 ほぼ一方的に攻められ続けても、守りの一体感は崩れなかった。「こういう試合を勝てるのが僕らの強さ」。三重は主将のFW吉良がそう胸を張る粘りで前半の1点を死守し、4年ぶり2度目の出場で念願の初勝利を挙げた。

 三重県大会は準決勝と決勝で計7得点と、攻撃が強みのチーム。「思うようにやれなければ0-6以上もあると思っていた」という徳地監督の想定を、良い意味で裏切った。前半9分、カウンターからDF大地山のヘディングシュートで幸先よく先制。以降は西武台の猛攻に押されたが、ならばと強気で迎え撃った。

 浴びたシュートは三重が放った3倍以上の16本。それでも引かずに圧力をかけ、サイドからのクロスはDF陣が大きく蹴り返す。後半にはGK田端が枠内シュートを2度防ぎ、ピンチを乗り切った。

 「DF陣やGKが頑張ってくれた。チームとしても自信がついた」と吉良。2回戦は強豪の前橋育英(群馬)に挑む。「次はゴールを一番に考えて突き詰めたい」と意気込んだ。(小坂亮太)

▽1回戦
▽得点者【前】守屋3、渡辺
三重 1-0 西武台(埼玉)

▽得点者【堀】古沢2【高】西田
帝京大可児(岐阜) 4-1 今治東中教校(愛媛)

(2021年12月30日 中日新聞朝刊18面より)

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