お知らせ 2021.12.15
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「たいようの杜」にちぎり絵 長久手の特養老人ホーム 菊華高生が贈呈

贈られた絵を手にする利用者と菊華高生ら=長久手市根嶽の愛知たいようの杜で
絵は模造紙2枚分サイズの大きさで11作品。「浦島太郎」や「花咲かじいさん」など昔話の世界をカラフルな折り紙をちぎって貼り表現した。3年生の有志生徒と1年生ら計45人が8月から制作にかかり、3年生の生徒(18)は「ペンではなく紙素材にこだわった。施設の方を思いながら丁寧にちぎってつくりました」と話した。
7日に10人が持参し、利用者の女性(81)は「本当にうれしい」と感激していた。廊下や食堂の壁に貼られる。
同校はたいようの杜へ2、3年生を介護実習に派遣してきたが、直近2年間は実施できていない。河西博貴教諭(36)は「コロナを理由にできないではなく、できることを探していくのが大切」と、この取り組みの原点を説明した。
加藤みゆき施設長(52)は「福祉にもいろいろな職業がある。今回の交流を通じ、介護職が選択肢の1つになれば幸い」と話した。(加藤慎也)
(2021年12月15日 中日新聞朝刊なごや東版より)