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高校野球 スポーツ  2021.09.24

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中京大学附属中京高等学校

秋季高校野球 愛知県大会 中京大中京8強 名電撃破! 夏の雪辱

愛工大名電-中京大中京 3回に3ランを放つ中京大中京の赤山外野手=熱田愛知時計120スタジアムで(谷大平撮影)

愛工大名電-中京大中京 3回に3ランを放つ中京大中京の赤山外野手=熱田愛知時計120スタジアムで(谷大平撮影)

■4番・赤山 大仕事 3ラン&決勝犠飛

 秋季高校野球愛知県大会は23日、2、3回戦計10試合があり、中京大中京が愛工大名電との「私学4強対決」に6-5で競り勝ち、準々決勝進出を決めた。4番・赤山外野手(2年)が3ランと決勝の犠飛を含む2安打4打点と活躍。今夏の愛知大会準決勝で敗れた相手への雪辱を果たした。夏の甲子園大会に出場した愛工大名電はこの試合に敗れたことで、来春のセンバツ出場が絶望的となった。

■3年生と二人三脚

 悔し涙を流した先輩たちの思いを背負って戦った。同点で迎えた9回1死一、三塁。中京大中京・赤山が右翼に放った飛球を見て、三走がスタート。打球は決勝の犠飛となり、夏の愛知王者・愛工大名電を突き放した。

 「日本一の投手はいないですけど、日本一の闘争心で戦おうとみんなで決めていた。2年生、1年生に関係なく、チーム一丸で戦えました」。3回の3ランを含めて2安打4打点と活躍した赤山は胸を張った。

 引退した3年生と二人三脚で手にした勝利だった。今夏の愛知大会では準決勝で愛工大名電に1-3で惜敗。2カ月前の借りを返すため、3年生が一肌脱いだ。登板が予想される左右の投手対策で、右腕の畔柳と左腕・柴田が打撃練習に登板。実戦が限られている中、打者はスピードのある打撃投手の球を打ち込み、目慣らしをしてきた。

 赤山は「先輩に打撃投手をしてもらったことで打席では速く感じなかった」とその効果を実感。「最後まで先輩の思いを背負って戦いました。本当に感謝しかないです」と笑顔をみせた。

 そんな1、2年生の姿を見た高橋源一郎監督(41)も「先輩たちの思いをくんで戦ってくれたと思います」と気合の入ったプレーに目を細めた。先輩たちの背中を追い、今春に続く2季連続センバツ出場を勝ち取ってみせる。 (谷大平)

▽3回戦(熱田愛知時計120スタジアム)
中京大中京 103000101|6
愛工大名電 022010000|5
(中)蟹江、祝、山田-江崎
(愛)有馬、栢工、山田-藤山
本塁打 赤山、西谷(中)

(2021年9月24日 中日スポーツ7面より)

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