お知らせ 2019.06.06
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後輩に「情熱と努力 大切」 高山西高 山岳レース・垣内さん講演
日本アルプスを越えて日本を縦断する山岳レース「トランスジャパンアルプスレース」で優勝した垣内康介さん(40)=高山市国府町=が、母校の高山西高校(同市下林町)を訪れ、全校生徒の前で講演した。(西浦梓司)
2年に1度開催される同レースは、富山県から北、中央、南アルプスを越えてゴールの静岡市までの415キロを8日間以内に踏破する。累積標高差は約2万7000メートルあり、命を落とす危険もあることから、参加者は厳しい審査をくぐり抜けた30人に限定される。
垣内さんは、昨年8月にあった同レースに初出場。著名なライバルたちを突き放して、6日と1時間22分でゴールした。
3日に開かれた講演会では、レースの様子を取材したドキュメンタリー番組を流した後、垣内さんが登壇。レース中の睡眠時間は1日1~2時間ほどで、眠気や疲労から石や木が人の顔に見えたり、幻聴が聞こえたりしたというエピソードを披露した。
5年前にもレース出場を目指し、最終選考まで残ったものの、抽選で落選したことも紹介。出場を諦めかけたが、レースのゴール地点を「人生の最後」と位置付けることで再奮起したと述べた。
生徒たちには「夢をかなえるために必要なのは、情熱と努力。他人と比べずに、目標を設定することで可能性は広がる」とアドバイス。「無駄に生きるな。熱く死ね」と座右の銘を語って締めくくった。
3年生の男子学生(17)は「強い意志を持って夢に挑戦することの大切さを学べた。こんなにかっこいい先輩がいることを誇りに思う」と話した。
(2019年6月6日 中日新聞朝刊飛騨総合版より)
2年に1度開催される同レースは、富山県から北、中央、南アルプスを越えてゴールの静岡市までの415キロを8日間以内に踏破する。累積標高差は約2万7000メートルあり、命を落とす危険もあることから、参加者は厳しい審査をくぐり抜けた30人に限定される。
垣内さんは、昨年8月にあった同レースに初出場。著名なライバルたちを突き放して、6日と1時間22分でゴールした。
3日に開かれた講演会では、レースの様子を取材したドキュメンタリー番組を流した後、垣内さんが登壇。レース中の睡眠時間は1日1~2時間ほどで、眠気や疲労から石や木が人の顔に見えたり、幻聴が聞こえたりしたというエピソードを披露した。
5年前にもレース出場を目指し、最終選考まで残ったものの、抽選で落選したことも紹介。出場を諦めかけたが、レースのゴール地点を「人生の最後」と位置付けることで再奮起したと述べた。
生徒たちには「夢をかなえるために必要なのは、情熱と努力。他人と比べずに、目標を設定することで可能性は広がる」とアドバイス。「無駄に生きるな。熱く死ね」と座右の銘を語って締めくくった。
3年生の男子学生(17)は「強い意志を持って夢に挑戦することの大切さを学べた。こんなにかっこいい先輩がいることを誇りに思う」と話した。
(2019年6月6日 中日新聞朝刊飛騨総合版より)