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お知らせ 2019.06.08

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東邦高等学校

「慰霊の日」制定へ意見交換 名古屋空襲 東邦高生、名市大ゼミ生らと

「名古屋空襲慰霊の日」の制定について意見交換する東邦高の生徒と名古屋市立大の学生ら=瑞穂区の同大滝子キャンパスで

「名古屋空襲慰霊の日」の制定について意見交換する東邦高の生徒と名古屋市立大の学生ら=瑞穂区の同大滝子キャンパスで

 太平洋戦争中に度重なる空襲を受けた名古屋の歴史を後世に伝えようと「名古屋空襲慰霊の日」の制定を目指す東邦高校(名東区)の生徒会役員らが6日、名古屋市立大滝子キャンパス(瑞穂区)を訪れ、米政治外交史を専門とする平田雅己准教授のゼミ生らと意見交換した。(松野穂波)

 同校生徒会は昨年11月、名古屋市議会に「名古屋空襲慰霊の日」の制定を求める請願書を提出。37校8団体から賛同を得たが、60回を超える空襲から特定の日を選びにくいことなどを理由に請願は実らなかった。今後の活動方針を考える中で、戦争と平和の資料館ピースあいち(名東区)で平田准教授と同校の生徒が知り合い、企画が持ち上がった。

 会では、前生徒会長の3年の生徒(17)らが請願の経緯を説明。慰霊の日の日付の選定や、請願活動の仲間を校内外に増やすことを課題に挙げた。平田ゼミは請願の賛同団体に加わることを決めた上で、空襲による死者が最も多かった日や名古屋城が焼失した日を候補に提案。市の制定を待たずに慰霊の日を定め、市民感情を高める手法もあると助言した。

 生徒会長の2年の生徒(16)は「みんなが納得してから慰霊の日を決めるべきだと思っていたが、先に日付を決めて(市民に)働き掛ける方法もあるんだ」と驚き、今後生徒会で議論を深めるとした。

(2019年6月8日 中日新聞朝刊なごや東総合版より)

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