お知らせ 2021.07.01
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インスタで仮想七夕まつり 安城学園高生 2年連続中止で企画
■地元商品など撮影 願いごと添え投稿
新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止になった安城市の「安城七夕まつり」(中日新聞社後援)の思いを来年につなごうと、市内の安城学園高校の生徒たちが会員制交流サイト(SNS)を使った取り組みを始めた。写真共有アプリ「インスタグラム」を使った「仮想まつり」で盛り上げを狙う。(四方さつき)
商店街の地図づくりや新商品開発で地域活性化に関わる同校のプロジェクトチーム「#ajの日常」の15人が考えた。市内の商店の商品などの写真を撮り、願いごとを添えて「#安城七夕まつり2021」を付けてインスタグラムに投稿してもらう。まずは友人たちに呼び掛けて投稿を増やし、賛同者を増やす狙いだ。
安城七夕まつりは終戦後の町を元気にしようと、商店街の主導で1954年に始まった。2年連続で中止が決まったのを知った生徒たちは「商店街を元気づけるとともに、皆の願いを発信する場がほしい」と話し合った。これまで、まつり期間中は沿道の竹飾りなどとともに、まつりを楽しむ多くの写真がSNSに投稿されてきた。「SNSの中だけでも七夕まつりっぽくできるといいね、という話になった」とプロジェクトリーダーの藤田さん(17)が言う。
写真を撮ってもらうきっかけにしようと、1年生の近藤さん(16)、3年生の鳥居さん(17)と阿藤さん(17)がまつりの公式キャラクター「きーぼー」をあしらったランチョンマットや看板、フラッグのデザインを考案した。マットは願いごとを書き込めるように仕上げた。阿藤さんは「どんな店にも合うように、デザインをたくさん考えた」という。
生徒たちはマットなどを持ってJR安城駅付近を中心に店舗を回り、協力を依頼。「cafe angora(カフェ・アンゴラ)」(花ノ木町)ではオーナーの国見花菜さん(28)が「テークアウトの人も多い。マットをボードに貼って店に置いておけば、たくさんの人に写真を撮ってもらえる」と提案した。ワッフルバー専門店こあら(御幸本町)の東峻輔社長(30)は「写真をインスタに投稿してくれた人には商品を割引するなどの協力もできると思う」と快諾した。
生徒たちは「楽しくやっていれば、皆が付いてきてくれるはず。町全体を巻き込んでいきたい」と張り切っている。投稿された写真は、インスタグラムで「#安城七夕まつり2021」で検索。
(2021年7月1日 中日新聞朝刊西三河版より)
新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止になった安城市の「安城七夕まつり」(中日新聞社後援)の思いを来年につなごうと、市内の安城学園高校の生徒たちが会員制交流サイト(SNS)を使った取り組みを始めた。写真共有アプリ「インスタグラム」を使った「仮想まつり」で盛り上げを狙う。(四方さつき)
商店街の地図づくりや新商品開発で地域活性化に関わる同校のプロジェクトチーム「#ajの日常」の15人が考えた。市内の商店の商品などの写真を撮り、願いごとを添えて「#安城七夕まつり2021」を付けてインスタグラムに投稿してもらう。まずは友人たちに呼び掛けて投稿を増やし、賛同者を増やす狙いだ。
安城七夕まつりは終戦後の町を元気にしようと、商店街の主導で1954年に始まった。2年連続で中止が決まったのを知った生徒たちは「商店街を元気づけるとともに、皆の願いを発信する場がほしい」と話し合った。これまで、まつり期間中は沿道の竹飾りなどとともに、まつりを楽しむ多くの写真がSNSに投稿されてきた。「SNSの中だけでも七夕まつりっぽくできるといいね、という話になった」とプロジェクトリーダーの藤田さん(17)が言う。
写真を撮ってもらうきっかけにしようと、1年生の近藤さん(16)、3年生の鳥居さん(17)と阿藤さん(17)がまつりの公式キャラクター「きーぼー」をあしらったランチョンマットや看板、フラッグのデザインを考案した。マットは願いごとを書き込めるように仕上げた。阿藤さんは「どんな店にも合うように、デザインをたくさん考えた」という。
生徒たちはマットなどを持ってJR安城駅付近を中心に店舗を回り、協力を依頼。「cafe angora(カフェ・アンゴラ)」(花ノ木町)ではオーナーの国見花菜さん(28)が「テークアウトの人も多い。マットをボードに貼って店に置いておけば、たくさんの人に写真を撮ってもらえる」と提案した。ワッフルバー専門店こあら(御幸本町)の東峻輔社長(30)は「写真をインスタに投稿してくれた人には商品を割引するなどの協力もできると思う」と快諾した。
生徒たちは「楽しくやっていれば、皆が付いてきてくれるはず。町全体を巻き込んでいきたい」と張り切っている。投稿された写真は、インスタグラムで「#安城七夕まつり2021」で検索。
(2021年7月1日 中日新聞朝刊西三河版より)