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念願 初の全国総体 多治見西高バレー部 県大会V コロナで時短練習乗り越え
多治見市の多治見西高校バレーボール部が、県高校総体兼全国・東海高校総体バレーボール競技県予選で初優勝し、7月に金沢市で開かれる全国高校総合体育大会に初出場する。市によると、東濃地区の高校から女子バレーボールで全国総体に出場するのは約50年ぶり。(片岡典子)
バレーボール部は30年以上前に女子の部活として創部。2005年に県総体でベスト4進出、06年に県高校スプリングチャレンジカップで2位に入賞するなどしたが、近年は思うような成績が出せずにいた。
昨秋の県総体で3位に入賞。県全体の大会で3位以内に入賞したのは14年ぶりだった。今年こそ全国大会への出場を果たそうと練習を重ねてきた。
ただ、新型コロナウイルスの影響で、練習が制限されることも。平日の練習時間は例年よりも約1時間短縮。キャプテンの3年斉藤さん(17)は「今絶対にやらないといけないことに集中した」。動画を見て相手チームの特徴を話し合い対策を立てることも、今年は特に重視したという。
5月の県総体でも、ピンチに見舞われた。初戦の本巣松陽戦では、序盤は緊張から力が出し切れず最初のセットをとられてしまった。3年のエース、吉田さん(17)は「最初は焦ったが、徐々に試合に慣れ、皆がスパイクを狙う自分たちのバレーをできた」と振り返る。
県総体の試合中、ともに全国を目指した昨年の3年生の存在の大きさを感じた選手もいた。3年のエース、水野さん(17)は「ピンチで、暗くなってしまいそうな時も、先輩たちの声掛けで乗り越えられた。後輩を引っ張り自分たちで試合をつくる難しさを感じた」と語る。
念願の全国総体初出場。斉藤さんは「すごくうれしい。支えてくれた周りの人たちに感謝したい」と喜ぶ。指導してきたバレーボール部顧問の二村郁雄教諭は「初戦は緊張すると思う。緊張がとれるよう自己暗示をかけられるルーティンを見つけて試合に臨んでほしい」と大舞台に臨む選手たちを励ます。
(2021年6月19日 中日新聞朝刊東濃版より)
バレーボール部は30年以上前に女子の部活として創部。2005年に県総体でベスト4進出、06年に県高校スプリングチャレンジカップで2位に入賞するなどしたが、近年は思うような成績が出せずにいた。
昨秋の県総体で3位に入賞。県全体の大会で3位以内に入賞したのは14年ぶりだった。今年こそ全国大会への出場を果たそうと練習を重ねてきた。
ただ、新型コロナウイルスの影響で、練習が制限されることも。平日の練習時間は例年よりも約1時間短縮。キャプテンの3年斉藤さん(17)は「今絶対にやらないといけないことに集中した」。動画を見て相手チームの特徴を話し合い対策を立てることも、今年は特に重視したという。
5月の県総体でも、ピンチに見舞われた。初戦の本巣松陽戦では、序盤は緊張から力が出し切れず最初のセットをとられてしまった。3年のエース、吉田さん(17)は「最初は焦ったが、徐々に試合に慣れ、皆がスパイクを狙う自分たちのバレーをできた」と振り返る。
県総体の試合中、ともに全国を目指した昨年の3年生の存在の大きさを感じた選手もいた。3年のエース、水野さん(17)は「ピンチで、暗くなってしまいそうな時も、先輩たちの声掛けで乗り越えられた。後輩を引っ張り自分たちで試合をつくる難しさを感じた」と語る。
念願の全国総体初出場。斉藤さんは「すごくうれしい。支えてくれた周りの人たちに感謝したい」と喜ぶ。指導してきたバレーボール部顧問の二村郁雄教諭は「初戦は緊張すると思う。緊張がとれるよう自己暗示をかけられるルーティンを見つけて試合に臨んでほしい」と大舞台に臨む選手たちを励ます。
(2021年6月19日 中日新聞朝刊東濃版より)