名古屋経済大市邨高校（名古屋市千種区）の女子ハンドボール部の選手８人が２３日、県公館を訪ね、大村秀章知事に３月の全国高校選抜大会での優勝を報告した。

　主将（３年）は新型コロナウイルス感染拡大で前年大会が開かれなかったことに触れ、「先輩たちの思いも背負った全国制覇だった。夏のインターハイ、国体を含めた３冠を目指します」と力強く語った。

　同校は３月下旬に山梨県で開かれた選抜大会の決勝で、千葉県の昭和学院高校に２６－２２で勝利し、１２年ぶり３度目の優勝を果たした。昨年はコロナ禍で選抜大会、インターハイなどが中止となり、２年ぶりの全国大会開催だった。

　大村知事は「僅差の試合もあった中で６試合を勝ち抜いた。ぜひ次のインターハイ優勝を目指して頑張って」と激励した。　（浅井俊典）

（2021年4月30日　中日新聞朝刊県内版より）