全校生徒が自転車での無事故無違反を１００日間続け、その取り組みが特に優秀だったとして、愛知署は１７日、長久手市岩作三ケ峯の栄徳高校を表彰した。

　県警は、ラーメン店「スガキヤ」を運営するスガキコシステムズと連携し、２０１７年度から「自転車無事故無違反ラリー」を開いている。

　今回は、県内１９７校が昨年９月１日～１２月９日に参加し、１３８校が達成。「取り組み優秀校」には５校が選ばれた。同校は、期間中週１回、放送部員が校内放送で、自転車の安全な利用を生徒に呼び掛けたことなどが評価された。教員らに子どものころの自転車にまつわる失敗談などを話してもらったという。

　同署で開かれた表彰式では、放送部員の２年生男子生徒と同３年生女子生徒が代表して鈴木敏署長から賞状を受け取った。

　女子生徒は「一人一人の意識を高めることができた」と振り返った。鈴木署長は「１つの事故で本当に多くの人を悲しませる。これからも起こさないで」と伝えた。（西川侑里）

（2021年3月18日　中日新聞朝刊なごや東版より）