お知らせ 2021.03.17
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平安の王朝装束 「重く転びそう」 金城学院高で芸術鑑賞会
日本の伝統文化に触れる芸術鑑賞会が15日、東区白壁4の金城学院高校栄光館であり、2年生約330人が、平安時代の王朝装束などについて学んだ。
民族衣裳文化普及協会が主催。同校は毎年、日本の伝統文化を学ぶため劇場で観劇していたが、2020年度はコロナ禍で中止となった。代わりに校内で学ぶ機会を設けようと、同校と同協会が企画した。
この日は2年生が対象。生徒2人がモデルとなって舞台に立ち、同協会スタッフが十二単(ひとえ)と男性装束「直衣(のうし)」の着付けを実演した。同協会理事の武田富枝さんが、身分によって着る物が違い、色を白地に透かせて見せるのがおしゃれだった当時の衣装文化を紹介。「十二単を着た女性は立ったり歩いたりしなかった」「見えない部分に高級品を使うのが、身分の高い証しだった」などと解説した。
ほかに、和楽器コンサートや歌舞伎に関する講演などもあった。
モデルとして約16キロの十二単を着た2年の女子生徒(17)は「着物が本当に重く、歩いて転びそうだった。少ないひもで仕上げる着付けの技術がすごいと思った。日本の伝統文化に興味がわいた」と話した。 (今村節)
(2021年3月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)
民族衣裳文化普及協会が主催。同校は毎年、日本の伝統文化を学ぶため劇場で観劇していたが、2020年度はコロナ禍で中止となった。代わりに校内で学ぶ機会を設けようと、同校と同協会が企画した。
この日は2年生が対象。生徒2人がモデルとなって舞台に立ち、同協会スタッフが十二単(ひとえ)と男性装束「直衣(のうし)」の着付けを実演した。同協会理事の武田富枝さんが、身分によって着る物が違い、色を白地に透かせて見せるのがおしゃれだった当時の衣装文化を紹介。「十二単を着た女性は立ったり歩いたりしなかった」「見えない部分に高級品を使うのが、身分の高い証しだった」などと解説した。
ほかに、和楽器コンサートや歌舞伎に関する講演などもあった。
モデルとして約16キロの十二単を着た2年の女子生徒(17)は「着物が本当に重く、歩いて転びそうだった。少ないひもで仕上げる着付けの技術がすごいと思った。日本の伝統文化に興味がわいた」と話した。 (今村節)
(2021年3月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)