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高校野球 スポーツ  2020.09.14

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東邦高等学校 中部大学第一高等学校 岐阜第一高等学校

MAX139キロ「速球ではなく」 切れで完投 知崎 東邦

1失点完投した東邦の知崎滉平投手=名古屋市の熱田愛知時計120スタジアムで(麻生和男撮影)

1失点完投した東邦の知崎滉平投手=名古屋市の熱田愛知時計120スタジアムで(麻生和男撮影)

■難敵・中部大第一に競り勝つ

 秋季高校野球愛知県大会は13日、1、2回戦6試合があり、東邦は中部大第一に3-1で競り勝ち、初戦を突破した。岐阜では準々決勝があり、岐阜第一が多治見工に8-1で7回コールド勝ちし、4強入りした。

■115球1失点7K

 東邦のエース左腕が、安定感抜群の投球を披露した。先発の知崎滉平投手(2年)が被安打6、1失点で完投。難敵の中部大第一を相手に、失点した4回以外は二塁も踏ませず、ひょうひょうと115球で投げきった。

 「初戦なので、緊張するのは分かっていた。でも、県大会に入ったので、抑えようと思った」

 最速139キロを誇る直球が、右打者の内角に制球良く決まった。さらに、追い込んでからのチェンジアップも有効だった。「真っすぐと変化球の組み合わせが持ち味。配球を考えるタイプなので、それを出すことを心掛けた」。内外角に投げ分けて、7三振を奪った。

 小学6年時にはドラゴンズジュニアの一員として、NPB12球団ジュニアトーナメントで日本一に輝いた。OBの藤嶋(現中日)にあこがれ、中学2年の時に「東邦に進学する」と心に決めた。

 県内ライバル校の同学年には、好投手がそろう。特に愛工大名電の田村と寺嶋や中京大中京の畔(くろ)柳、享栄の菊田と竹山、肥田ら私学4強のエース格は、最速140キロを超える好投手ばかりだ。

 「球速ではなく、切れが大事。負けたくない」と知崎。次戦の2回戦の相手も強敵の豊川。「優勝して、東海大会に出て、甲子園に出ることしか考えていない」と強豪を連破して、波に乗るつもりだ。 (麻生和男)

▽1回戦(熱田愛知時計120スタジアム)
中部大第一 000100000|1
東邦 00110010x|3
(中)松本、服部、佐藤-大須賀
(東)知崎-落合

(2020年9月14日 中日スポーツ9面より)

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