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お知らせ 2020.08.28

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高山西高等学校

高山西高が悲願の全国初V 情報ビジネス部 パソコン技能競技 日本語ワープロ団体

初の全国制覇を成し遂げた情報ビジネス部の部員たち=高山市下林町の高山西高で

初の全国制覇を成し遂げた情報ビジネス部の部員たち=高山市下林町の高山西高で

■一昨年まで5年連続2位、昨年3位 出場13回目でつかみ取る

 全国パソコン技能競技大会の日本語ワープロ競技で、高山西高校(高山市)の情報ビジネス部が団体初優勝を果たした。一昨年まで5年連続2位で、昨年は3位。新型コロナウイルスの感染拡大や7月豪雨による休校で思うように練習ができない中、出場13回目にして、県勢初の1位をつかみ取った。(横田浩熙)

 大会は日本情報処理検定協会の主催で今月10日、感染防止のため、各会場をビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」でつないで開かれた。34回目の今年は、全国12校から88人が出場。日本語ワープロ競技では文書作成ソフトを使い、資料を基に表や地図が入った文書を20分以内に作成し、速さと正確さを競った。

 部員たちは放課後に3時間半ほどパソコンに向き合い、過去に出題された問題などを練習。今年はコロナ禍で6月中旬まで部活動ができず、7月も豪雨の影響で1週間の休校を余儀なくされた。本番へ向けて追い込みをかける3泊4日の夏合宿も中止となったが、部員たちはモチベーションを維持。大会直前期には1日8~10時間の猛練習をし、OBや顧問が作った想定問題に挑んだ。

 部長として部員らを率い、個人優勝も果たした3年の男子生徒(18)は「これまで2位や3位に終わって泣きながら引退する先輩方を見てきたのでうれしい。後輩や先生方のサポートのおかげ」と笑顔。

 11年前から指導してきたコーチの岡田美佐緒さん(58)も「優勝は子どもたちにとって財産であり、自分にとっても悲願だった」と喜びをかみしめた。

 個人の部で3位に輝き、新部長となった2年の男子生徒(17)は「来年は全国2連覇を成し遂げたい」と意気込みを語った。

(2020年8月28日 中日新聞朝刊飛騨版より)

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