進学ナビ

HOME > 高校ニュース > 全て

高校ニュース

高校野球 スポーツ  2020.08.28

この記事の関連校
東邦高等学校

野球できる喜びかみしめ 夏季県大会 コロナで辞退 東邦が県岐商と引退試合

先発し力投する東邦の吉納選手=パロマ瑞穂球場で

先発し力投する東邦の吉納選手=パロマ瑞穂球場で

 27日夜、名古屋市内であった高校野球の強豪同士の引退試合。新型コロナウイルス感染症の影響で、夏の県大会の出場を辞退した東邦(名古屋市名東区)は、県岐阜商(岐阜市)に2-11で敗れたが、野球ができる喜びをかみしめた。

 東邦は県大会で16強入りを懸けた4回戦当日の7月26日、野球部外の生徒の感染で辞退が決定。勝ち負けなく、引退することに悔し涙を流す選手もいた。

 同じように岐阜県大会を辞退した県岐阜商の提案で試合が決まると、東邦ナインは「相手に不足はない。全てを出し切ろう」。全体練習の中止が明けた今月上旬から、下級生と一緒に練習場で汗を流した。

 東邦は、3回に山田選手の安打で初得点。8回には志水選手が本塁打を放った。序盤の失点を覆せなかったが、ナインは笑顔で一礼して球場を去った。

 先発した吉納選手は「苦しい3年間だったが、仲間と最後に楽しくプレーできて良かった」と話した。(鈴鹿雄大、大野沙羅)

県岐阜商 340103000|11
東邦 001000010|2
(県)森、西内、松下-塚原
(東)吉納、佐藤、佐々木、藤好、田口-仲間、林、小林
本塁打 志水(東)

(2020年8月28日 中日新聞朝刊県内総合版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ