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お知らせ 2020.08.29

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多治見西高等学校

暑いコロナ禍 うちわで応援 多治見西高の生徒が医師会と社協に贈る

加納会長(左)にうちわを手渡す女子生徒(左から2人目)ら=多治見市音羽町の多治見市医師会館で

加納会長(左)にうちわを手渡す女子生徒(左から2人目)ら=多治見市音羽町の多治見市医師会館で

 コロナ禍の中で奮闘する医療と福祉の関係者に感謝を伝えるため、多治見西高校2年生の生徒が28日、多治見市の医師会と社会福祉協議会に自分たちがデザインしたうちわ各500枚を寄贈した。(脇阪憲)

 2年生は例年、地域の課題解決に取り組む活動をしているが、今年は新型コロナの影響で活動が困難になった。こんな中で生徒から「地域貢献のために何かできないか」と声が上がり、医療と福祉の関係者を励ますことにした。

 うちわは2年生のうち約200人が4、5人1組になってアイデアを出し合い、最も人気が高かったデザインに決めた。平仮名の「はばたけみらいへたじみし」の文字を組み合わせて「邁進(まいしん)」と書き、「コロナ禍で多治見市も大変な状況だが真っすぐはばたいてほしい」との願いを込めた。背景には新型コロナで揺れる社会状況を表した荒波と、多治見の暑い夏を表現した太陽を描いた。

 この日はデザインが採用された女子生徒の4人が医師会と社会福祉協議会の事務所を訪問。このうち、同市音羽町の医師会館では、女子生徒の1人が加納忠行会長にうちわを手渡し「暑さとコロナで大変だと思いますが、うちわを使って頑張ってください」とあいさつ。加納会長は「高齢者を扱う病院は特に神経をとがらせている。大切に使いたい」と感謝した。

(2020年8月29日 中日新聞朝刊東濃総合版より)

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