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お知らせ 2020.07.08

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伊勢学園高等学校

社会全体考え模擬投票 伊勢学園高で「主権者教育」

模擬投票する生徒ら=伊勢市黒瀬町の伊勢学園高で

模擬投票する生徒ら=伊勢市黒瀬町の伊勢学園高で

 伊勢市黒瀬町の伊勢学園高校で7日、政治に興味を持ってもらう「主権者教育」があり、模擬投票が行われた。市選挙管理委員会の協力も得て、3年生約200人が思い思いに投票した。

 同校では、18歳選挙権が始まった2016年以来、毎年3月、2年生を対象に模擬投票を実施している。本年度の3年生は、2年時に新型コロナウイルス感染症の影響で休校していたため、延期となっていた。

 主権者教育では、市選管委員が、選挙で禁止されていることや投票の大切さなどを話した。その後、衆院選を模した投票のため、3人の教諭が比例代表用の党首役、別の3人が小選挙区用の候補者役として演説をした。教諭らはそれぞれ「高齢者の優遇」「伊勢の活性化」「学校生活の充実」などを掲げた。

 生徒らは、市選管が貸し出した、実際の選挙で使われる投票箱や投票記載台を利用して投票した。生徒会長の女子生徒(17)は「自分のことだけでなく社会全体のことを考えて投票した。社会をつくっていく若い世代が生きやすい社会が必要だと思う」と話した。

 市選管によると、19年の参院選での同市の投票率は、全体で50.65%、18歳は39.61%、19歳は24.74%だったという。(高橋信)

(2020年7月8日 中日新聞朝刊伊勢志摩版より)

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