昭和署のパトカーが走行中に流す防犯音声の録音に協力したとして、同署は１日、桜花学園高校（昭和区）の放送部員で、ともに３年の小野さん（１８）＝天白区、芦田さん（１７）＝大府市＝の２人に感謝状を贈った。
　
　２人は、それぞれ放送部の部長と副部長。街頭犯罪やニセ電話詐欺の被害を防ぐため、「就寝前に必ず戸締まりの確認を」「キャッシュカードを他人に渡さないで」といった１５種類のフレーズを収録した。
　
　杉山定義署長から感謝状を受け取った小野さんは「ちゃんと聞き取れるようにはっきり、ゆっくり話すようにした」と喜び、芦田さんは「少し恥ずかしかったけど、こんな機会はないので、言葉を大事にしようと心掛けた」と話した。

（2020年7月7日　中日新聞朝刊市民総合版より）