中部９県の中高生が日ごろの練習の成果を競う「第６２回中部日本吹奏楽コンクール本大会」（中部日本吹奏楽連盟、中日新聞社主催）は５、６日、浜松市のアクトシティ浜松大ホールで開かれた。

　県代表は、中学校小編成の部で豊橋市吉田方が、高校大編成の部で愛工大名電（名古屋市千種区）が、１位の文部科学大臣賞に輝いた。吉田方の部長（１５）は「最高です。つらいこともあったが、笑って夏を締めくくれた」と喜んだ。愛工大名電の部長（１８）は「楽しく思いっきり演奏することを目標にしてきた。緊張も少なく、達成できたと思う」と話した。

　中学校大編成の部は竜海（岡崎市）が金賞、栄（豊明市）と北部（幸田町）が銀賞、同小編成の部は植田（名古屋市）と港南（同）、春木（東郷町）が銀賞を受賞した。高校小編成の部に出場した日本福祉大付（美浜町）と幸田（幸田町）は銀賞だった。

　各県の大会で代表に選ばれた５１校が参加した。　（糸井絢子）

　◇大会結果
▽中学校大編成（１）芳野（富山県）（２）鯖江・中央（福井県）（３）天竜（静岡県）
▽同小編成　（１）吉田方（愛知県）（２）板津（石川県）（３）北星（静岡県）
▽高校大編成　（１）愛工大名電（愛知県）（２）小松明峰（石川県）（３）武生商業（福井県）
▽同小編成　（１）浜松日体（静岡県）（２）富山工（富山県）（３）土岐商（岐阜県）

（2019年10月7日　中日新聞朝刊12面より）