お知らせ 2026.07.23
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鈴鹿高生 大学生と探究学習 地域の課題解決へ初ワークショップ

大学生と一緒に地域課題について議論する生徒たち=鈴鹿市庄野町の鈴鹿高で
鈴鹿市の学校法人「鈴鹿享栄学園」が、早稲田大デモクラシー創造研究所(東京)と連携し「探究学習」の研究開発に取り組む。大学生を交えた初のワークショップが22日、運営する鈴鹿高校で開かれ、生徒たちが地域課題の解決に向けて意見を出し合った。(丹羽ありさ)
学園は6月下旬、研究所の運営を統括する「早稲田大総合研究機構」と協定を結んだ。今後は探究学習の実践で協力し、共同研究や交流を行う。
この日は「2050年の鈴鹿市を考える」をテーマに、鈴鹿高特進コースの1年生25人が地域の課題を分析。7月に実施した企業や病院へのヒアリングを振り返り、仮説を見直したり、現状を把握したりした。
ある班は、農薬や化学肥料を減らす「エコ農業」が普及しない要因を考え、解決策の立案に必要な情報を整理した。言語の壁による外国人の医療アクセスや空き家対策に着目した班もあり、大学生の助言を受けながら議論を深めた。
鈴鹿高の生徒(15)は「お互いの考えを出し合えて良い経験になった。みんなが良い方向に進める社会をつくれるよう解決策を考えたい」と意気込んだ。
今後は鈴鹿市にヒアリングを実施。8月下旬には、行政への提言や施策の実現を視野に成果を発表し、同大政治経済学術院の日野愛郎教授が講評する。
高校で「総合的な探究の時間」が必修化されたのは4年前と新しく、手探りで取り組んでいる学校もある。研究所の島田光喜事務局長(25)は「大事なのは企業や行政と関わり、地域のフィールドを挟むこと。大学と協力することで、学校も探究学習のノウハウをためられる」と意義を語った。
(2026年7月23日 中日新聞朝刊三重総合版より)
