進学ナビ

HOME > 高校ニュース > 全て

高校ニュース

お知らせ 2019.03.01

この記事の関連校
栄徳高等学校

長久手良くする 決意新た 県高校文化連盟 栄徳高ボランティア部 最優秀賞 7月に全国総合文化祭出場へ

最優秀賞を受賞したボランティア部の生徒=長久手市の栄徳高で

最優秀賞を受賞したボランティア部の生徒=長久手市の栄徳高で

 長久手市の栄徳高校ボランティア部が、ボランティア活動の内容や成果を競う県高校文化連盟ボランティア専門部の活動発表会で、最優秀賞に輝いた。同部の2年安達佳凜部長(17)は「誇らしい。この賞に見合う活動をしていきたい」と喜ぶ。同部は7月に全国高校総合文化祭に出場する。(吉本章紀)

 同校のボランティア部は、青少年赤十字(JRC)の活動団体として10年ほど前に発足し、5年前から活動の幅を広げて現在のボランティア部に。小池雄嗣教諭が顧問を務め、メンバーは9人。普段は講師を招いて手話や点字を学んでいるほか、遊びを通して子どもの健全な発育を目指す活動をしている「あいちこどもクリエイティブクラブ」に運営ボランティアとして10年近く携わっている。

 2度目の出場となった発表会では、普段の活動に加え、学校を活用して子どもたちと触れ合う自主企画も発表した。

 昨年2月に市内に在住、在学する高校生や大学生が町づくりの政策案を発表する「市学生まちづくり甲子園」に参加し、生徒たちは企画だけでなく実践の重要性を認識。市内に子どもの遊び場が少ないという声を耳にしたことから、学校を活用して調理をしながら交流する催しを考え、昨年の夏休みに地域の児童ら15人ほどを同校に招待。地域のボランティアとともに、オムライスを一緒に作ったり、じゃんけん遊びなどをしたりして交流した。

 次第に打ち解け、子どもたちからはイベント終了後に「今度はいつやるの?」といった声も。2年の奥田晃成さん(17)は「学校は勉強だけの場所じゃなくて楽しいところでもあることを、子どもたちにわかってもらえた」と成果を口にした。

 活動発表会では、他校が企業と協力した取り組みや海外での活動をしていることを知り、「ほかの学校に負けないくらい、いろんな知識を吸収していきたい」と安達さん。将来は福祉関係に進みたいといい、「これからも長久手を良くするための活動を続けたい」と話した。

(2019年3月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ