お知らせ 2025.09.10
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電子機器で動画編集やイラストデザイン 「メディアそうぞうコース」 中学生から熱視線

オープンスクールに参加し、桜花学園高の生徒(中)とともに設計を体験する中学生=昭和区の同校で
私立女子校の桜花学園高校(昭和区)が、電子機器を積極的に活用し、動画編集やイラストデザインの授業も受けられる「メディアそうぞうコース」を2026年度に新設する。6~8月に計3回開かれたオープンスクールがいずれもすぐ定員に達するなど、中学生から注目を集めている。
新コースは普通科内に設けられ、定員は30人を予定。独自の「メディアそうぞう」の授業があるほか、定期テストを行わず、代わりに約1~3週間に1回の単元テストで学習の理解度を深める。
コース名の「そうぞう」には未来を「想像」「創造」するとの思いを込めた。新コースの卒業生は、27年度に系列の桜花学園大に新設される情報科学部に内部進学できる。
3回のオープンスクールで、参加した中学生たちはパソコンでアバター(分身)を作って動かしたり、3Dプリンターで出力するための図形を設計したりした。学校によると、8月27日開催分は、受け付け開始から5分で定員が埋まった。学校担当者は注目を集めた理由を「普通科で、こういったデジタル機器を使えるコースがこの辺りにはないからでは」と分析する。
オープンスクールに参加した春日井市の中学3年の女子生徒は「自分で何か作ることに興味があった。(進路の)選択肢が増えた」と話した。(加藤壮一郎)
(2025年9月10日 中日新聞朝刊市民版より)