豊橋市勢としては７４年ぶりに全国高校野球選手権大会に出場した豊橋中央高校の野球部員らが４日、豊橋市役所を訪れ、長坂尚登市長に甲子園出場を報告した。市役所１階で市職員らが「甲子園初出場　夢と感動をありがとう！」と書かれた横断幕を掲げて出迎え、健闘をたたえた。

　２回戦で初戦に臨み、２－３で日大三（西東京）に惜しくも敗れた豊橋中央。砂田主将（３年）は「あと一歩のところで勝ちきれなかったのは悔しかったが、たくさんの応援をありがとうございました」と感謝した。

　エースの髙橋投手（同）は「あれほど大きな声援のなかでプレーしたのは初めてでとても楽しかった」、捕手の松井選手（同）は「緊張は全くなく、気負いすぎないで自分たちの野球ができた」と振り返った。

　部員らはメンバーの名前が書かれたユニホームを長坂市長に手渡した。市長は「豊橋がこれほど共通の話題で盛り上がり一体になったことはなく、とても貴重な経験でうれしい。それぞれの次のステップを楽しみにしている」と語った。（後藤優）

（2025年9月5日　中日新聞朝刊県内総合版より）

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