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高校野球 2025.04.27

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春季高校野球 26日 愛知県大会 豊川 愛工大名電に競り勝ち

8強入りを決めて喜ぶエースの中西(中)ら豊川ナイン=春日井市民球場で(石曽根和花撮影)

8強入りを決めて喜ぶエースの中西(中)ら豊川ナイン=春日井市民球場で(石曽根和花撮影)

 愛知県大会は3回戦が行われ、豊川、至学館、三好、誠信が8強入りして、今夏の愛知大会のシード権を得た。豊川は愛工大名電に3-1で逆転勝ち。先発したプロ注目の右腕・中西投手(3年)が9イニング4安打1失点で完投した。今春センバツに出場した至学館は日本福祉大付に12-2で6回コールド勝ち。岐阜県大会は準決勝があり、中京と岐阜城北が決勝に進出し、5月24日に三重県で開幕する春季東海大会(中日新聞社後援)の出場を決めた。

■プロ注目 中西4安打1失点完投

 勝利の瞬間、右手のこぶしを力強く握った。豊川の中西が7四死球を与えながらも要所を締めた投球で、練習試合も含めて初完投。3回1死から味方の失策も絡んで先制点を献上したが、序盤の力みを試合の中で修正。自身の成長を実感した。

 「勝ちに飢えた集団なので『今日は絶対にシードを取りにいこう』と。まだ50点くらいだけど、先制されたところで1点に抑えられたのは成長」

■竜など5球団視察

 3月2日の練習試合で球速を150キロの大台に乗せ、今大会の初戦で152キロをマークした。この日は中日など5球団がバックネット裏で視察。スカウトのスピードガンでは146キロをマーク。DeNAの永池スカウトは「球に力があって、伸びしろも含めて楽しみ」とコメントした。

 昨春のセンバツに豊川とともに愛知県から出場した愛工大名電に競り勝って、今夏の愛知大会のシード権を得た。しかし、長谷川裕記監督(31)は「今の豊川に必要なのは公式戦での勝利。本気で優勝を狙うぞ」とナインに呼びかけ、中西も「ここから夏まで全部優勝するつもり」。夏に向け、勝利を積み上げていく。 (石曽根和花)

 ▽3回戦
豊川 000020001|3
愛工大名電 001000000|1
(豊)中西-近藤
(愛)礒田、鈴木来、岩田-岡本

(2025年4月27日 中日スポーツ7面より)
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