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高校野球 2025.04.28

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東邦高等学校

春季高校野球 27日 愛知県大会 東邦8強 夏のシード獲得 朝倉ジュニアけん引

東邦を引っ張る主将の朝倉=春日井市民球場で

東邦を引っ張る主将の朝倉=春日井市民球場で

 愛知県大会は3回戦と準々決勝が行われ、東邦が3回戦で愛知啓成に10-0で5回コールド勝ちした。創部以来、初の秋季県大会出場を逃した昨年から立て直し、復活ののろしを上げる快勝。中京大中京は同点の8回に5点を挙げ、西尾を6-1で振り切った。杜若、西尾東も8強に入り、今夏の愛知大会のシード権を獲得。準々決勝では豊川と至学館が準決勝に進んだ。

■大空主将、父は健太さん

 5回にビッグプレーが飛び出した。無死三塁から東邦の中堅手・朝倉大空(そら)外野手(3年)が中飛を本塁へダイレクト送球し、スタートを切っていた三走がタッチアウト。2死から三邪飛でコールド勝ちを決め、先発したエース・久田の無失点投球をもり立てた。朝倉は「肩にはあまり自信はないけれど、強い球を投げようという意識だった」とはにかんだ。

 元中日投手の父・健太さんと同じ東邦に進み、昨秋から主将を務める。しかし、新チーム最初の秋季大会は名古屋地区2次予選でまさかの敗退。8月21日から始まった長い冬を乗り越え、夏のシード獲得にたどり着いた。「秋に悔しい思いをして、夏の全国制覇を目指してやってきた。少しでも夏に近づけたと思う」と大きな一勝をかみしめた。

 今春は地区2次予選以降の6試合は全て2点差以内の接戦だったが、この日は1回に5点を先制すると、3回までに計10点を挙げた。打線でも中軸を担う主将は、どん底からはい上がったナインを攻守で引っ張る。 (石曽根和花)

 ▽3回戦
愛知啓成 00000|0
東邦 5410x|10
 (5回コールドゲーム)
(愛)水野、高橋-加賀山
(東)久田-中山

(2025年4月28日 中日スポーツ15面より)
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