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お知らせ 2025.01.12

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愛知工業大学名電高等学校

マレーシアから 夢のせ共演 来日8人参加 愛工大名電高吹奏楽部の定演

愛知工業大名電高の生徒たちと共演するマレーシアの若者たち=名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で

愛知工業大名電高の生徒たちと共演するマレーシアの若者たち=名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で

 愛知工業大名電高(名古屋市千種区)吹奏楽部の第60回定期演奏会が11日、同市熱田区の名古屋国際会議場で開かれ、マレーシアから来日した若者8人が昼の部の演奏に加わった。共演は昨年9月に同部の生徒たちがマレーシアであった音楽祭に出演した縁で実現し、国境を超えた音色を響かせた。

 マレーシアの若者たちは、演奏会の演目のうち、マレーシアの楽曲2曲を生徒たちに交じって演奏した。民族衣装を着て踊りを披露する曲では、会場から温かい手拍子が送られた。

 ジェスモンド・シュウさん(30)は、指揮とアルトサックスを担当した。日本の高校吹奏楽は世界的にもレベルが高く、生徒たちとの演奏は「夢がかなった。一緒に演奏ができて夢みたいな時間だった。練習やリハーサルでは生徒たちの努力も見せてもらった」と振り返った。

 吹奏楽部とマレーシアの交流のきっかけをつくった東京外国語大4年の山本佳奈さん(24)=蒲郡市出身=は「音楽祭での名電の演奏はインパクトを残し、マレーシアの人の意識も変わったと思う。今がマレーシアの吹奏楽のレベルを引き上げるチャンスで、この先も交流する機会を持ち続けたい」と話した。

 定期演奏会では、約200人の生徒がコンクールの課題曲や息の合ったマーチングバンド演奏、ミュージカルなどを披露した。 (斉藤和音)

(2025年1月12日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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