スポーツ 2025.01.08
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星城 8強届かず 春の高校バレー3回戦
東京体育館で開かれている第77回全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)は3日目の7日、3回戦と準々決勝があった。
県勢男子の星城(豊明市)は、3回戦でインターハイ準優勝校で福岡県代表の東福岡と対戦し、1-2で敗れ、目標としていた8強には届かなかった。 (加藤慎也)
■「決め切れず」 エース涙 2年・柏崎選手 成長誓う
「みんなが拾ってくれたのに、最後は自分が決め切れなかった」。U-18の日本代表も経験したチームの絶対的な得点源である2年生エースの柏崎選手は、敗戦の責任を背負い込み、言葉を絞り出した。
身長は184センチだが、「常に、全力のジャンプは意識している」と最高到達点345センチにも達する打点の高さは今大会トップクラス。チームの信頼も厚く、初戦、2回戦と得点を量産していた。
大会を通じ、語ってきたのが3年生への思い。主力に1、2年生が多いチームで、「(3年生は)練習でも自分たちが折れた時なんかは厳しい言葉をかけてくれたり、へこんだ時は優しい言葉をくれたりした。自分たちを育ててくれた存在」と話す。そんな先輩たちを自身の活躍で、勝たせたいと全力でプレーしてきた。
目標の8強進出へ、大会前からヤマ場になるとみていた東福岡戦。東福岡は、柏崎選手に対し、3枚ブロックを徹底してきた。それでも、第2セットは強打でブロックをはじいて得点を重ねる。ただ、厳しいマークにスパイクがアウトになる場面や、自身のサーブミスなどもあり失点。チームも相手の軟打や移動攻撃など多彩な攻撃に苦しみ主導権を握られた。
第3セット、16-24とマッチポイントを握られ、柏崎選手のスパイクが決まったかに見えたが、無情にもタッチネットの判定。敗退が決まり、涙があふれてきた。「3年生を笑顔で送り出せず申し訳ない」
試合後、岩田主将(3年)は今後の星城を担う1、2年生に対し、「来年こそ悔しい思いを糧に、(4強以上が戦える)センターコートに立ってプレーする姿を見たい」と激励した。柏崎選手は「大事なところで決め切るということがまだ足りない。人間的にもプレーヤーとしても軸となり、どんなボールも打ち切れるようになってチームを勝たせたい」と成長を誓った。
(2025年1月8日 中日新聞朝刊県内総合版より)
県勢男子の星城(豊明市)は、3回戦でインターハイ準優勝校で福岡県代表の東福岡と対戦し、1-2で敗れ、目標としていた8強には届かなかった。 (加藤慎也)
■「決め切れず」 エース涙 2年・柏崎選手 成長誓う
「みんなが拾ってくれたのに、最後は自分が決め切れなかった」。U-18の日本代表も経験したチームの絶対的な得点源である2年生エースの柏崎選手は、敗戦の責任を背負い込み、言葉を絞り出した。
身長は184センチだが、「常に、全力のジャンプは意識している」と最高到達点345センチにも達する打点の高さは今大会トップクラス。チームの信頼も厚く、初戦、2回戦と得点を量産していた。
大会を通じ、語ってきたのが3年生への思い。主力に1、2年生が多いチームで、「(3年生は)練習でも自分たちが折れた時なんかは厳しい言葉をかけてくれたり、へこんだ時は優しい言葉をくれたりした。自分たちを育ててくれた存在」と話す。そんな先輩たちを自身の活躍で、勝たせたいと全力でプレーしてきた。
目標の8強進出へ、大会前からヤマ場になるとみていた東福岡戦。東福岡は、柏崎選手に対し、3枚ブロックを徹底してきた。それでも、第2セットは強打でブロックをはじいて得点を重ねる。ただ、厳しいマークにスパイクがアウトになる場面や、自身のサーブミスなどもあり失点。チームも相手の軟打や移動攻撃など多彩な攻撃に苦しみ主導権を握られた。
第3セット、16-24とマッチポイントを握られ、柏崎選手のスパイクが決まったかに見えたが、無情にもタッチネットの判定。敗退が決まり、涙があふれてきた。「3年生を笑顔で送り出せず申し訳ない」
試合後、岩田主将(3年)は今後の星城を担う1、2年生に対し、「来年こそ悔しい思いを糧に、(4強以上が戦える)センターコートに立ってプレーする姿を見たい」と激励した。柏崎選手は「大事なところで決め切るということがまだ足りない。人間的にもプレーヤーとしても軸となり、どんなボールも打ち切れるようになってチームを勝たせたい」と成長を誓った。
(2025年1月8日 中日新聞朝刊県内総合版より)