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スポーツ 2024.12.17

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愛知産業大学三河高等学校

アーチェリー 世界の技伝授 韓国、モンゴルの選手団

韓国やモンゴルのナショナルチーム選手団が参加した合同練習=岡崎市岡町の愛知産業大で

韓国やモンゴルのナショナルチーム選手団が参加した合同練習=岡崎市岡町の愛知産業大で

■愛産大三河高と合同練習

 アーチェリーの国際大会に出場するため来日している韓国とモンゴルのナショナルチームの選手団が16日、岡崎市岡町の愛知産業大を訪れ、同大三河高校の生徒と合同で練習した。両国ともアーチェリーが盛んで、特に韓国は今夏のパリ五輪で金メダル5個を獲得した強豪国。生徒は世界トップクラスの技術を直接教わった。(高木健吾)

 2021年の東京五輪前、市がアーチェリーのモンゴル選手団のホストタウンに決まったことを機に、19年からモンゴルの選手らが市を訪れ、合同練習などを通して市民と交流している。今回はモンゴルの選手13人に加え、県アーチェリー協会の協力で初めて韓国の選手団も招き、同国北西部の仁川(インチョン)・桂陽区(ケヤング)で競技に励む選手6人と指導者が参加した。

 同校からは、今夏の全国高校総体の男子団体で優勝した2、3年生のアーチェリー部員ら8人が参加。約1時間半、選手から身ぶり手ぶりを交えた指導を受けたり、通訳を介して練習方法を聞いたりした。1988年ソウル五輪の男子団体金メダリストで韓国チームのパク・ソンス監督(54)は「自分は中学2年で五輪に出ると決めた。基礎の動きが大事。目標を持って毎日練習してほしい」とエールを送った。

 日本の21歳以下のナショナルチームにも選ばれている同校3年の生徒は「弓を引く方の手に力が入らないようにと指導された。的確なアドバイスで手応えを感じた」と話した。

 両選手団は14、15両日に常滑市で開かれた大会「FIVCS CUP(フィビックスカップ)」に出場。この日は、2026年に県内で開かれるアジア競技大会でアーチェリーの会場になる予定の岡崎中央総合公園(岡崎市高隆寺町)も視察した。

(2024年12月17日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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