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高校野球 2024.10.21

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高校野球 秋季東海地区大会 至学館など4強

聖隷クリストファーを相手に完封勝利した至学館・尾崎=ちゅ~るスタジアム清水で

聖隷クリストファーを相手に完封勝利した至学館・尾崎=ちゅ~るスタジアム清水で

 秋季東海地区大会は20日、静岡市の草薙総合運動場野球場、ちゅ~るスタジアム清水で準々決勝4試合があり、至学館(愛知1位)大垣日大(岐阜1位)常葉大菊川(静岡1位)岐阜第一(岐阜3位)がそれぞれ勝ち、26日の準決勝に駒を進めた。準決勝は常葉大菊川と至学館、大垣日大と岐阜第一が対戦する。

 至学館は2-0で聖隷クリストファー(静岡3位)を破り、大垣日大は延長10回タイブレークの末、3-2で中京大中京(愛知2位)に競り勝った。常葉大菊川は4-1で中京(岐阜2位)に勝ち、岐阜第一は7-0で海星(三重1位)に8回コールド勝ちした。

■1年生エース尾崎 3安打完封の快投

 至学館は1年生エース尾崎が3安打完封。3回以降は安打を許さない快投で、チームを4強へと導いた。直球の最速は129キロ。それでも緩急や投球フォームを一球ごとに変え、相手打者を翻弄(ほんろう)した。「遊び心を持ってピンチでも間合いを外して投げることができた」。首をかしげる打者を前に、終わってみればスコアボードに9個の「0」を並べた。

 次戦に向け、勝利の立役者は「どんな試合でも自分のやることは変わらない。気負わずやっていきたい」と、頼もしく語った。

■大垣日大・片野 決勝スクイズ

 延長10回タイブレークの末、競り勝った大垣日大。1死二、三塁で決勝スクイズを決めた片野は「気持ちで決めるだけだった」と白い歯を見せた。

 無死一、二塁から始まるタイブレークは先攻として複数得点を狙いに行くのがセオリーの中、高橋監督はスクイズを選択。「相手は下位打線から始まる。1点取ってプレッシャーをかけたい」。その思いに応え、初球を一塁側に転がした。この1点を守り切り、片野は「機動力を生かした自分たちらしい野球ができた」とうなずいた。

▽準々決勝
常葉大菊川(静岡) 001300000|4
中京(岐阜) 100000000|1
(常)大村-町田
(中)日比野、浅野、西岡、鈴木-古久保

聖隷クリストファー(静岡) 000000000|0
至学館(愛知) 20000000x|2
(聖)高部-武智
(至)尾崎-井口

海星(三重) 00000000|0
岐阜第一 00000142|7
(8回規定によりコールドゲーム)
(海)加藤、大西、寺谷、川崎-水谷
(岐)水野-永安

大垣日大(岐阜) 0020000001|3
中京大中京(愛知) 2000000000|2
(延長10回、10回からタイブレーク)
(大)谷之口-西河
(中)木村、田中太-中村

(2024年10月21日 中日新聞朝刊19面より)

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