秋季東海地区大会は１９日、静岡市の草薙総合運動場野球場、ちゅ～るスタジアム清水で開幕して１回戦４試合が行われ、岐阜第一（岐阜３位）中京（岐阜２位）中京大中京（愛知２位）聖隷クリストファー（静岡３位）が２０日の準々決勝に進んだ。

　岐阜第一は８－１で掛川西（静岡２位）に７回コールド勝ち。中京は４－１で名古屋たちばな（愛知３位）、中京大中京は１－０で宇治山田商（三重３位）、聖隷クリストファーは５－１で菰野（三重２位）にそれぞれ勝った。

■搬送の仲間思い一打

　岐阜第一は３番の永安が２安打１打点。１回に先制につながる中前打、６回には左越えの適時二塁打を放ち、コールド勝ちに貢献した。

　６回は先頭打者の酒井が頭部に死球を受けた。永安は大会前に酒井から助言をもらい、スイングのまねをして状態が上がっていたという。２死二塁で打席に立ち、「酒井のために絶対打ちたかった」と７点目をたたき出した。

　酒井は試合中に救急車で搬送され、２０日の準々決勝出場には不安を残す。永安は「甲子園に出たら酒井につなげられる。そこまで絶対に負けない」と力を込めた。

▽１回戦
掛川西（静岡）　０００１０００｜１
岐阜第一　２００００６ｘ｜８
（規定により７回コールドゲーム）
（掛）杉崎、加藤－佐藤
（岐）水野－永安

中京（岐阜）　０００１３００００｜４
名古屋たちばな（愛知）　００００００１００｜１
（中）日比野、鈴木－古久保
（名）織田、鈴木昊、石川、中島－三上、伊藤

宇治山田商（三重）　０００００００００｜０
中京大中京（愛知）　００１０００００ｘ｜１
（宇）長谷川－阪口
（中）田中太－中村

聖隷クリストファー（静岡）　０１４００００００｜５
菰野（三重）　００１００００００｜１
（聖）高部－武智
（菰）栄田－栗本

（2024年10月20日　中日新聞朝刊23面より）