お知らせ 2024.10.21
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原爆残り火 平和の塔35年 豊橋・桜丘高生 祈り
豊橋市の桜丘高校で15日、広島原爆の残り火がともる「平和の塔」の建立35周年記念式典があった。生徒ら約30人が塔の周りにろうそくを並べて火をつけ、原爆の犠牲者に哀悼の祈りをささげた。
塔は原爆の火を受け継いできた福岡県八女市から火を分けてもらい、1989年10月15日に完成。同校によると、全国の教育機関で唯一、今に至るまでともし続けてきた。
この日は午後6時ごろ、生徒らが約120本のろうそくに点火し、黙とう。ろうそくには「平和」「ピース」などの言葉を添えた。
式典を主催した同校平和委員会の委員長の生徒(3年)は「一人でも多くの生徒に塔の意義や平和について考えてもらうきっかけになればうれしい」と話した。今夏、広島市の広島平和記念資料館を訪れたという委員長の生徒は「実際に写真や遺物を見ると心が揺さぶられて痛くなった。こんなひどい事があったことを、改めて忘れてはいけないと感じた」と振り返った。(鍵谷朱里)
(2024年10月21日 中日新聞朝刊県内総合版より)
塔は原爆の火を受け継いできた福岡県八女市から火を分けてもらい、1989年10月15日に完成。同校によると、全国の教育機関で唯一、今に至るまでともし続けてきた。
この日は午後6時ごろ、生徒らが約120本のろうそくに点火し、黙とう。ろうそくには「平和」「ピース」などの言葉を添えた。
式典を主催した同校平和委員会の委員長の生徒(3年)は「一人でも多くの生徒に塔の意義や平和について考えてもらうきっかけになればうれしい」と話した。今夏、広島市の広島平和記念資料館を訪れたという委員長の生徒は「実際に写真や遺物を見ると心が揺さぶられて痛くなった。こんなひどい事があったことを、改めて忘れてはいけないと感じた」と振り返った。(鍵谷朱里)
(2024年10月21日 中日新聞朝刊県内総合版より)