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お知らせ 2024.09.27

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安城学園高等学校

ローカル線 廃止? 存続? 安城学園高で模擬投票 校内放送などで論戦

自分の考えをもとに、1票を投じる生徒ら=安城市小堤町で

自分の考えをもとに、1票を投じる生徒ら=安城市小堤町で

 安城学園高校(安城市小堤町)の生徒らが18~20日、意見が二分するさまざまな社会問題を題材にした、恒例の模擬投票に取り組んだ。今年のテーマは「過疎化」と、西三河でも課題となっている「ローカル鉄道路線の存続」。生徒らは賛否両方の意見を聞き、考えながら1票を投じた。

 架空の自治体「碧海市」での市長選で、地元を走る安城鉄道の廃線か、存続かが争点になっているという設定。経費削減のためバス路線で対応するという廃線派、駅は町の顔であり駅前のにぎわいを保つという存続派が主張を繰り広げており、今月上旬から校内放送やポスター掲示で思いを生徒に伝えた。

 生徒らは人口減がもたらす影響、名鉄西尾・蒲郡線(西蒲線)の現状を学ぶなどし、学年ごとに日を分けて投票に臨んだ。19日に投票した2年生の女子生徒らは「バスだと排ガスが増えるのでは」「電車はなくなってほしくない」と自分たちの考えを述べた。

 模擬投票は2017年から続く恒例行事で、社会問題に向き合って悩み、迷いながら決断することを学び、実際の選挙への参加も促す狙い。今回の模擬投票の実行委員会に参加した3年生の生徒は「高校生が自ら社会問題を自分事として捉えないと、未来は暗くなる。悩んで選択してほしい」と話した。

 投票結果は27~28日の学園祭で発表される。(白名正和)

(2024年9月27日 中日新聞朝刊西三河総合版より)

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