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お知らせ 2024.09.27

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東海高等学校

東海中・高「ビジネス愛好会」企画 文化祭で瀬戸焼PR

校訓をプリントした瀬戸焼の皿を手に来場を呼びかける部員ら=東区の東海中学・高校で

校訓をプリントした瀬戸焼の皿を手に来場を呼びかける部員ら=東区の東海中学・高校で

■4作家に出品依頼 “校訓皿”販売も

 東海中学・高校(東区)で28、29日に開かれる文化祭で、瀬戸焼の陶芸作家4人の作品が展示、販売される。同校ビジネス愛好会の生徒らが瀬戸焼の魅力を若い世代にも広く知ってもらおうと企画した。(山野舞子)

 同会の部員は中学、高校の生徒ら約10人。海外の安価な焼き物が100円ショップなどで手軽に手に入るようになったことなどから、瀬戸焼の売り上げが近年大幅に落ちている現状を顧問を通して知った。文化祭には例年、在校生の家族や他校の生徒、入学希望者ら1万人以上が訪れる。瀬戸焼をPRするには絶好の機会と考え、20~40代の陶芸作家4人に声をかけた。

 部長で高校1年の生徒(16)は「普段焼き物に関心がある層とは違う層に知ってもらえる。まずは作品を生で見てもらうことが大事」と話す。

 作家1人につき数十点ほどを出品。高校校舎2階の教室で、皿や一輪挿し、ピアスやストラップなどを展示、販売する。卒業生や入学希望者らに興味を持ってもらうため、校訓「勤倹誠実」をプリントした瀬戸焼の皿600枚も販売する。

 出品する作家の今井八重さん(25)=千種区=は「文化祭への出店は初めてで大変ありがたい。食器を楽しむゆとりを持つ人が増えるとうれしい」と期待を込めた。

(2024年9月27日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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