高校生が金融商品の活用や社会経済の仕組み、人生設計などを学ぶ金融経済教育セミナーが１１日、四日市市の四日市メリノール学院高校で始まった。１年生１６５人を対象に、来年２月まで６回の講座を予定する。

　三十三銀行（本店・同市）とＳＭＢＣコンシューマーファイナンス（東京）の社員が指導。生徒は講座修了後に金融リテラシー検定を受験する。

　初回は「ライフプランを描こう」と題し、卒業後の進学や就職、社会人になってからの生活でどれだけ資金が必要かを学んだ。住宅や車の購入など人生でお金がかかることを書き出し、いくら必要かを試算したり、目標の職業に就くためにはどのような努力が必要かを考えたりした。

　生徒（１５）は「大学進学でかかるお金が膨大だと改めて知った。就職など今後の人生にかかわってくるので、自分事として知識を身に付けたい」と語った。（秋田耕平）

（2024年9月25日　中日新聞朝刊北勢版より）