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お知らせ 2024.09.18

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中部大学春日丘高等学校

勝川駅前「マルシェ」盛況 春日井JCと連携 高校生が商品考案

畳のへりを使って開発した商品を紹介する生徒(左)=春日井市の勝川駅前公園で

畳のへりを使って開発した商品を紹介する生徒(左)=春日井市の勝川駅前公園で

 春日井市内の高校生と企業が共同で開発した商品を販売する春日井青年会議所(JC)の「春日井アイデアマルシェ」が15日、勝川駅前公園であった。生徒たちが考案したアイデアで完成した商品は通行人や来場者の目にとまり、勢いよく売れていった。(長谷川和華)

■参加型アートイベントも ネクシティパレッタ

 中部大春日丘高、春日井泉高、春日井高の3校と、ポップコーンやパンなどを販売する企業5社がそれぞれタッグを組んでブースを構えた。

 春日井泉高と、畳などを取り扱う田口商店のブースでは、畳のへりを使い、スマートフォンを肩かけできるストラップや、小物が入れられる肩かけかばんを販売。若い世代にはなじみの薄くなった畳だが、生徒たちは流行を押さえた商品を考案し、手づくりした。幅広い世代の関心を呼び、同年代も購入したという。生徒(2年)は「自分たちの作ったものが売れるのがうれしい」と達成感をにじませた。

 このほか、キクラゲを使ったドーナツや、生徒が運営する無料塾の資金にするポップコーンの販売などがあった。

 近くの商業施設「ネクシティパレッタ」では同JC主催の「チャレンジドフェスタ」も開かれた。障害の有無に関係なく交流できる機会として、市内6カ所の障害福祉事業所が飲食物やアクセサリーを販売。

 津市出身で知的障害のあるアーティスト、ポンティ新平さんは、ライブペイントパフォーマンスで縦1.8メートル、横3.6メートルのキャンバスに共生をテーマに、木の妖精を描いた。来場者が参加できる「ごちゃまぜアートブース」では、このキャンバスに、子どもらが花や笑顔の絵を描き加えた。

(2024年9月18日 中日新聞朝刊近郊総合版より)

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